第4回 . C言語の概要1


今回は、講座を円滑に進めるためにC言語の概要などについて説明します。
あくまで初心者を対象としているので軽く流す程度にいきます。



C言語の文法



★1 . 文末にはセミコロン

C言語では、文末にセミコロン「 ; 」を打たなければなりません。
これは、日本語の文章を「。」で区切るのと同じような事です。

Cでは、改行してもその部分を文末と判断する事ができません。
ですから、セミコロンを打つ事で文末という事を知らせるのですね。
(注 . 例外もありますが、今は気にしないで下さい)


★2 . 関数その1

「一つにまとまった処理単位」の事を関数と呼びます。
って言っても、さっぱりだと思います(笑)
分からない人が見に来てるワケですから(^^;

上のプログラムでは、赤い四角で囲まれた範囲が「一つの処理単位」です。
つまりpceAppInitの下にある「 
 」から「  」までの間が一つの処理単位になります。
pceAppProcも同様でですね。

とりあえず、理解できなくても「こういう物なんだな」程度で構わないので頭に入れておいて下さい。


★3 . 関数その2

第2回で文字を出力する「pceFontPrintf()」や、文字の座標を変更する「pceFontSetPos()」の事を関数と呼びました。
(便宜上「機能」とも呼びましたが)

私達が、画像を表示したり音楽を鳴らしたりするプログラムを一から書くのは大変な作業です。

ですから私達は、他人が既に書いた処理単位(関数)を使用するのです。

pceFontPrintfというのは、他人がpceFontPrintfという名前をつけた関数(処理単位)を書いて、処理単位の内容は「文字を出すため」のプログラムを書いています。

既に文字を出す処理を関数化して用意されているので、「pceFontPrintf("表示する文字")」と打って呼び出してあげるだけで文字が出るのですね。


★3 . API

API(ApplicationProgrammingInterface)とはOSが提供してくれる関数セットなどを指します。

「pceFontPrintf」や「pceFontSetPos」など頭に「pce」とつく物はP/ECEに用意された関数です(つまりAPI)

文字を出力する関数以外にも、画像を表示する関数や入力されたキーの情報を取得する関数などP/ECEに必要な関数をセットで用意してくれたのが「P/ECE API」です。

P/ECEに用意された関数以外にも、C言語が標準で持ってる関数もありますし、関数を自分で作る事もできます。

C言語では、自分で関数を作り、その時に必要な関数を呼び出す事でプログラミングを進めて行きます。



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